先人に質問する心構えと「資本政策」について

資本政策
これをどう考えれば良いかわかっていなかった。
起業には自己資本のみで始める事と初めから資金調達をして始める二通りのやり方があるが、ずっと前者で経営をしているので後者の進め方が全く分からず資本政策が肝と知った。
これを誤ると、会社が成長し、いざという時に他者に経営権を取られる事となる。一方通行の道のように折り返す事は出来ない。
それを勉強と思い再チャレンジも出来るが、初めから知識をつける事で、虎の子のビジョンたる社会ビジネスをなんとしても成功させたい。
これまでに頂いた来ました貴重な人脈のご紹介から、この世界のことをよくご存知の方々にどんなに努力して調べても壁にぶち当たっていてどうにもならないと失礼ながらも助言を求めさせて頂いた。
僕は、自分の進みたい新たな世界の基礎知識も習得しないまま、何でもかんでも聞く事は、するのもされるのも良くは思わず、まずは全力で自身で調べ、学び新たに習得した知識とこれまでの経験をフル動員しても分からんときは、その時始めてその筋の人にお聞きするのが一番身になると、海外で外国語を使いビザを取得して就職し、フランスで起業して今に至る全ての工程で体験して来てるからだ。
本当にたっくさんいるんです、自助努力を無しで何でもかんでも聞いて来る人たち。応援したい気持ちはありますが、フランス語も分からぬまま、フランスでどうしたら起業できますか?ビザはどうやって取りましたか?そんな時僕がまず思うことは、大前提としてまずは「フランス語をビジネスレベルまで数年かけてでも学ぶ努力」と、その間に「インターネットで在日フランス大使館やJETROのサイトなので日本語でもたくさんの情報があるのだから、まずは自助努力で全てを調べ尽くしたが「ココ」がどうしても分からない所まで質問を昇華させるマインドの癖」をつけないと、日本では想像もできないようなフランス現地での毎日の困難に太刀打ちできる事など到底不可能だからだ。
日本からの派遣であれば全てお膳立てされていて生活も保証され、会社にはビザから生活周りまで頼れるアシスタントさんがいる事が多いが、裸一貫でフランスに乗り込むのは全てそれが自分で出来ないと継続して住んで行く事など到底難しいだろうし、ましてや数いる競合を抑えてビジネスを成長させて行くなんて可能なわけがないと考える。
教えて助けてという時分でも気がつかないTakerは、決してながくは続かない。
それは内部と外部の要因があり、外部的には在仏の長いほとんどの人が経験する「お茶しよう、教えてくれ」と始まり、まずはクグれ的な素人質問を連続で受け答えするも何日も無償でコンサルを求められても厳しい。
相談者によりますがなんと一度断ると「もういいです」と冷たい返事までする人も少なくなく、内部的にこの自分勝手思考が根底にあれば滲み出るものなので、そういった思考の人をトコトンサポートしようとはなかなかいないのではないでしょうか。
そんな時、僕は先の二つを先に伝えるようにして、それでも分からない時にはなんでも聞いてくれと伝えているしそうしている。
けど、時折そんなことをドカンと飛び越えて「正式に」ビジネスを進めていける人と出会うとおもしれぇなるほど、こういう方だからこう出来るのかととても学びが得られるのだが。
少し話が逸れた。
資本政策の話だった。
起業に関する事前情報や、起業して11期を迎えた身の回りのビジネスは色々とわかってきたが、人様の資本を入れるような大きなビジネスを作ろうとした時ときたら、起業した人間の中でもIPOやBuy outを経験した方々のノウハウなどネットに早々にあるわけでもなく、そういった知人もまだ多くはない。
聞きたいし知りたいしどうしたら良いか分からない。
そう、逆に質問する立場になっているのだ。
自らの二つの助言から行くと、日本語はまあまあ出来るので良いとしよう。まずはググれお前的な所では調べ尽くすも、思考ツールも知識も足りない。。
なので一年前、グロービスのクリシンを受講し論理思考から学び、日本に行くたびに人脈を作り、日本の起業家のマインドがどのようなものか行ける限りの勉強会やセミナー、イベントなどで知り合った方々との交流を通じ感じさせてもらい、暗黙知的にたくさん学ばせてもらっている。
その中で「資本政策」こそが大事だとささやかに伝えるように教えてもらった。ここが肝だとわかった。
まずは情熱と心から楽しめ邁進できるビジョンとビジネスプラン、その社会的意味、確度の高い収益性、日本語ーフランス語地域のネットワークと人脈。
ヒト、モノ、情報、運、あと足りないのはカネつまり資金調達だ。
イッチバンデリケートな話だし、アフリカという巨大市場に向けた事業なので、各専門家や関係機関との連携で進め、海外F/S助成金を利用しその効果を確認することを並行しながら進めることで、ビジネスの急成長は見込めるだろうと自身はある。
しかし、その肝の「資本政策」が考え方や計算など概念はわかったが未だ詳細が分からなかった。
10月からグロービスのベンチャーマネージメントを受けるが、いま行動をしなくてはならないので間に合わない!
自問自答した。これ以上自助努力は出来ないか?そのステージにいる皆さんに聞くに恥ずかしい知識レベルではないか?!ずっと考えた。しかし運命の道はどんどん背中を押してきて、間に合わない。
失礼ながらもお聞きして見た。
回答は僕の知識では分からないことが沢山あったが、良書を教えて頂いた。そして別の先生からは貴重な資料をシェアして頂いた。
いま君に必要なの事はコレだよと。
毎日毎日考え、毎晩毎晩閃き目が覚め、こうして赤裸々にアウトプットをしているからか、僕の思考レベルが筒抜けが功を奏してると思うが、本当に情報を頂いた。
まさにいま必要な、完成したいストーリーの穴を埋めていただく情報達だ。
しかし昨日から休暇でイタリアに来ているが、片道700キロのドライブの時間をなんとか使えないかと調べてたら、紹介して頂いた本の方はKindleで購入したので、iPadなら読み上げてくれるのだ。
これは米国グロービス生が、両手の塞がる車の移動でどうやったら学べるか?という質疑の中で、音声読み上げを活用していると読んでの発想だ。
出発してから妻にやり方を調べてもらいつつ、パリを離れる頃、ジャーン、出来るじゃない!ちゃんとページまで自動的にめくってくれる。
Siriのぎこちない姉さんの声だが、漢字の読みもほぼ正確で、音声的に理解できないところはない。素晴らしい使えるテクノロジーだ。
内容は有り難いくらい今の僕に大事な知識ばかり。
これで先生からいただいた資料もさらに理解できるようになる。
「資金調達は銀行で行ってはいけない!」
衝撃でした。
これから起業なさる方は読まれるべき本と推薦します。
「起業のファイナンス増補改訂版」
   磯崎 哲也著
はじめてのKindleは海外でもその場で買えるし、音声読み上げまで出来る!日本語は話せても漢字を読めない方々にも便利でしょうね。
教えてくださった一人一人の方々に感謝いたします。

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