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アフリカでの信頼の寄り所とは?

アフリカでビジネスをするに信頼の拠り所はどこか?
日本でとの大きな違い、それは「企業に寄るのでは無い」という事。そんな現場をずっと見てきた。

では、どこに信頼を寄せるか?というと「個人の信頼」に寄るのだ。

相手にとって「信頼に足る人」がいるからその人が属する組織と話し、その国と話す。
逆に「人」が不在ならどんな組織だろうが国だろうがカウンターパート不在で話は通らない。

そもそも海外では日本企業名など車メーカー業界以外、NTTでさえ説明しないと知らないのだから当たり前だが、何年に出来た企業だろうが巨額の資本金があろうが「その国で役に立つサービス」が無ければ「だからなんだと」相手国に響く要素はどこにも無い。

アフリカビジネスでの戦略的連携を構築する際、対政府事業なら相手国のカウンターパートが変わらないうちに話を進める事で実行まで到達させるが、反対に、日本側も信頼を勝ち取れる決定権のある人間が必要であるし、折角その条件が満たされても数年毎に「コロコロ変わってしまう」のであれば、相手にとって「信頼した人間を失う」わけで「知らぬ後任が着任」してももはや話は霧散する。

日本における「この会社なら信頼できる」は、アフリカでは通じず「この人なら信頼出来る文化に日本が合わせる」事でアフリカの扉は開かれる。

前提を正しく認識してこそビジネスは成立する。

Posted by koitchan in Blog, アフリカビジネス, フランスビジネス, マインドセット

アフリカSDGs事業で資金調達を賜わる

創業三年目、フランスから始まり、日本を経由してさらにセネガルで周り道して来た僕らの事業も本格的にセネガルで活動が始まりました。

昨年末から偶然と思えない連続的な素晴らしき出会いから、これまでご縁のなかった財界や議員の皆様との交流も増え、国際社会から俯瞰した日本の成すべき役割、その根底の大事にされるべき哲学、実現した未来からのバックキャスト的思考でのメイドウィズジャパン事業意義・構築など意気投合し、急速に事業の存在意義がある事が分かりました。

同時に、株式会社日ノ樹様、そしてシブサワ・アンド・カンパニー株式会社の渋沢健氏他、総額約3,600万円のシード投資契約をお引き受けくださり締結に至りました。可能性に賭けてくれた皆さまの気持ちと期待に精一杯応える所存です。

また、同時に渋澤健氏、椿進氏にアドバイザーに就任頂き、アフリカSDGs、論語と算盤とも言える社会課題型のビジネスを既存のやり方に囚われない形で創意工夫アフリカで創っていきます。

そして、新たな協奏の皮切りとしてスタートアップと大企業の具体的な連携のロールモデルとして、関西電力株式会社様とパートナーシップも締結しセネガル実証の為に先週からセネガル入りをしています。

渡航には在京セネガルCISS大使のご協力も得て無事に入国し事前調査が開始できています。

また、ここでは語り尽くせ無い多くの方に支えられ応援も頂き感謝の念がつきません。

エクイティファイナンスを学んだ成果の一つ、そしてアフリカを目指す日本のスタートアップの一社として僕らも僕らなりに頑張って参ります。

https://www.tumiqui.com/news-pressrelease

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人、組織、社会、国、存在意義とは、主役とは

JICAとの民間連携事業はJICAの公募に応札し、JICAが採択した事業についてグランドが付く。
そこまでは良いのだが、JICAの特異性はJICAか採択したこの事業をJICAの名の下で応札した企業が現地調査を行うという守られた?連携事業なのだ。
with Covid-19の時代に入り、この「JICAの名の下」が非常に足枷となり、協力隊もそうだがJICAの名のつく事業のほとんどがアフリカ全土引き上げそして再開の見込みは無い。JICAとして事故の責任が取れないからそりゃそうだと思う。
しかし、アフリカや途上国を目指す中小企業ならば多少のリスクを取って日々を営んでいる為、渡航が出来るなら来れるだろうし、せっかく花開きつつあるチャンスを棒に降りたくなど無いはずだ。
僕のように来なくたってすでに現地に繋がっているなら、zoomで引き続き会議を行い業務進行させている野呂 浩良さんの様な非常にアクティブな方もいる。
スタートアップ、中小は自らの会社の名の下に責任を持って推進できるのだ。
ならば、JICAも今こそ仕組みをイノベーティブに変え、何にお金を投じ途上国に対して日本の貢献を働きかけていくのか、現地情報は二次情報がほとんどの有象無象のコンサルや、謎の第三者専門家などの不要論を含めて本気で変わらないと、プロサバンナ中止運動など象徴的だが、現場との齟齬はますます広がるばかりだ。

まあ、仕組みを変えず収まるまでじっと活動を自粛してるなら、それも変わらない保守的な文化としてほうておくが、世界は止まってないし、今こそ活動すべき時だと僕は思う。
ますます動く動かないの格差は広がる一方。

人、組織、社会、国。

民間は民間人、引いては人は人で成り立つのだ、選挙などで我々は当選も落選もない。
自らが進もうと思えば進めるのだ。

何に合わせて生きるのか、自分の人生の主役が一体誰なのか考えてみよう。

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ダカールの海岸は静かです

ダカールの海岸は静かです

セネガルも感染拡大を受け内務省から海岸での集会も禁止された。グループでいてはダメとの事か、いつもの海岸のレストランから見ても、家族やサーフィンスクール、泳ぐ人などおらず、いるのは監視している警察だけだ。彼らも外であるがマスクをつけている。

レストラン内もマスクをつける義務があるが、レストラン自体は開いているので、ここで日本とのZoomミーティング。2.5GBのプリペイドのデータも400円程度と安く、4Gの速度は下り31M/上り4M出るので全く問題はない。

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北村国務大臣へご報告に伺う。

北村国務大臣へご報告に伺う。

昨年8月のTICADにて、初めてお会いした。

昨年のTICAD 7でお世話になった、セネガルに縁の深い北村誠吾衆議院議員(現・地方創生大臣)を弊社COOの曽根原と訪ねた。

TICADではセネガルのBA外務大臣へ直接ご紹介下さり、突然僕らのTUMIQUIプロジェクトを直接紹介するるなど、随分と度胸的にグレードアップした機会でもあった。

2019年8月北村議員にセネガルBA外務大臣を紹介頂く

今年1月に日本企業進出として現地セネガル法人設立。そして、コロナ渦でもアフリカ各国の拠点とオンラインを駆使し、止まる事ない我々の今の活動と、今後の投資計画をご報告。

セネガルーコートジボワールー日本での会議

大臣は、素晴らしい取り組みだ。そして、かつてご経験なさった事柄をお話しくださり、油断なく気をつけながら進めなさいと言葉を頂く。セネガル大先輩のご金言は心に滲みる。

2020年7月 北村国務大臣と記念撮影(撮影時のみマスクを外した)

また、大臣は長崎の島のお島生まれだけに、食や排泄物の循環も地域地域で行うアイデア含め、環境に優しい廃棄物の出さないゼロミッション社会目指すのが良いなど、太陽光やバッテリーに対しても廃棄の際にはリサイクルなど配慮を心がける様にとアドバイスもいただく。仰る通りだ。

これはまた、MOUを締結したセネガル共和国のDIOP市長(大臣を兼務)も、Green & Cleanを標語にしており、日セネガル双方とその間を繋ぐ民間としての我々のマインドセットは共通していると嬉しかった。

はじめての議員会館の内部に入り、議員の皆さんの部屋の雰囲気、大臣となられた方との会話、空気、次々に来られる対外関係等々、自分の目で見る一次情報での知見は、世間で言われているものと違い、何か等身大に感じられる部分も多く本当に学びしかない。北村大臣、政策秘書の皆様ありがとうございました。

決意を新たに頑張ろうと思った、なみんな。
そして未来の仲間たちも共に進んでいこう!

2020/7/2 加筆修正

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会いたい人には会いに行け

僕らの日本からアフリカビジネスは官民連携で、セネガルでは政府向けの仕事として進めている。

これまでフランスや日本、セネガルの一般の人々や、官民や大臣などの様々な方とお話ししてきたが、日本の政界はある方の導きで、作法な名刺交換からご縁が始めさせて頂いたが、今回初めて日本側の大臣となられた方とお話ししてみて感じた事。

それぞれの世界は独立している。

その世界に特有の文化や常識がある。

それらは入り交じることはあまり無い。

民間企業同士でオープンイノベーションと言ってもなかなか大企業同士や、ましてやスタートアップとの連携はかなり情熱や、利他の心含んだ戦略を持ってる人しか出来るものではない。

しかし、ヒエラルキーというか、それぞれの世界が縦割りで相互に入り交じる事はなくても、それぞれの組織の上部階層にいるならば、上澄の数パーセントの中で交流は開かれているようだ。

これは小さな弊社でも会社代表であるならば組織代表として大臣だって大統領だって会えるのは身をもって証明してきた。昔は大使でさえビビっていたのだがw

まあ、会えたからなんだという訳ではなく人間関係構築という目的はあっても、大目的の為には手段でしかなく、官民連携で相手国政府に売るのだから関わる人たちそれぞれに会いにいくのは自然でではないか。

僕らはアフリカ開発ではなく、アフリカ投資をしている民間なので、民間としての活動にプライオリティをおくが、開発援助・新型コロナ支援などがもちろん対応していく。

その為に、一つの企業では難しくとも、誰も民間として成功してなくとも、信頼ある数社や組織が一致団結すれば、これまでのアンバサダーな様な組織上層階層じゃなくとも、各メンバー同士で束になり一丸となってシナジー出しまくってすすめられるとも思った。

まだ、財界や他国の高官などには会ってないが、どこの組織にも属していないスタートアップだからこそ立場は誰にでも会えるパスポートは持っている。

しかし、僕なんかが大臣に会いに行っても…なんて思っちゃうけど、決心し連絡しやってみたら、やっぱり会いに行ってよかった。

「会いたい人には会いに行け」誰かの言葉を思い出した。

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バオバブよ大きく育て

バオバブよ大きく育て

今週はイベント(Face2Face協議)が盛り沢山。

Zoomもいいけど、社長としての未来の関係構築を行うには会ってこそナンボ。

撒いてきた種が芽を出してくる姿は、ウチの可愛いモリンガ&バオバブの姿を思い浮かべるわ♡

写真はセネガル法人を置いたサンジャラ市経済特区で魚粉工場を営むモロッコの会社。ご近所さんというやつだ。そこの大きな木の様にウチのバオバブも育ってほしい。

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安定したサービスを社会へ提供していく。

ちゃんと社会に役に立ち、提供する側も提供される側も誰もが、何かしらの利益(カネ、生命、健康、知識、希望、未来等)を受け取れる「実現した理想の未来社会像」と、これと向かう相互利益構造の仕組みさえちゃんと作れば当たり前だがそのようになる。

そこへ考える時、特に日本から海外へのビジネスを考え際、これまでの旧然とした常識に囚われると、ゴールも暗く、至る道もぬかるみ、その実現性はドンと下がってしまう。

・ビフォーノーマル文化を改革出来無い思考。

・日本以外のマーケット未経験から起る誤解。

・新興国市場で営利事業は無理との思い込み。

アフリカで言うと54か国も有り、国により環境は大きく異なるが、とにかくこれまで流れている情報や仕事のやり方は一度横に置いておき、ニューノーマル時代の現地の一次情報から現状と未来を考えてみた方がいい。

Zoom/Teamsなどの普及から世界は一気に狭くなり、幾らでもその顔を見ながら意見の交換は出来るようになり、すでに設置した機材の状況などカスタマー対応として瞬時に日本まで写真もビデオも飛んでくる位。リモートワーク連携を国内のみでやる意味すら分からなくなってくる。

日本は「素晴らしいお客様思考」で途切れないサービスの提供が得意だ。その部分での仕組みこそ海外へ輸出出来る知識や技術であり、壊れないものや、止まる事のないサービスなど世の中に無いのだから、「壊れたら直す、サービスが止まらない」仕組みと技術移転なりを移転し教育をしたら良いだけだ。

その時に「日本式100%」でやるのも現地文化とこ融合的に問題なのだが、そこは現地の自主性や程々の着地点・最良の点を見つけ出すことが肝要。

世界進出なんて気負わず、この点だけ気をつければ画面の向こうはどこでも同じなのだ。

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ブログへ直接投稿してみる

ブログへ直接投稿してみる

Noteからデータのコピー完了。

ブログはブログなりに写真など挿入した方が綺麗だろうが、まずはその他のあちこち書いたブログ記事もここに集約したい。

なんか直接入力もずいぶんしやすくなった気がする。

Posted by koitchan in Blog

諦めていない人達との出会いに感銘を覚えた

この所、過去の事を書いているのは、なんとなくこれからの若い人達へのメッセージのつもりで書いている。勝手な一方通行だけど。

フランス起業なんて、多くの人はやってはいないが、MBAなんかなくても、大学に失敗しても、ちゃんと起業出来、12年も続く会社になっている。どんなに挫折しても、力及ばず出来ない事ばかりでも、やりたいという気持ちとポジティブな思考さえあれば、ちゃんと前に進むものだと伝えたい。

おっちゃんになればなるほど思考は硬くなっていくが、今日、中小企業の社長さんの話を今日聞いたのだが、長く続いた経営を引き継ぎ、多くの従業員の雇用確保と技術の継承を責務としながら、この未曾有の新型コロナ自粛に際し、思考し尽くし、試行に試行を重ね不死鳥なごとく新製品を世に送り出した話。
ポジティブな気持ちをキープするには、ポジティブな言葉を発しそう考える人達といるのが良い。改革をしたいと考えるなら改革をしたいと考える人達といると良い。

一番ハマりがちでそれが嫌で日本を飛び出したのは、愚痴と悪態でストレスを発散する人達の群れの中で痺れたからだ。
群れると集うは全く違う。

Zoomが普通アイテムになり、多くの人がオンラインイベントを開催し、ちょっと話せば新しい出会ってみたかった人達と繋がりやすくなったので、運命を変えるのは、クリックひとつなのかもしれない。

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