TICAD7 を終えて。今の想いとこれからの事

様々な機会と出会いがあり経験もしました。

一つの目標としていた一大イベントを終えホッとしているが、終わったのではなくこれからがスタートだ。

この一年で、フランス、日本、セネガルのメンバーと力を合わせここまでやってこれたので、今年後半の調達や提携がなされれば、TICAD 8ではより多くの成果が報告出来ると信じてる。

アフリカビジネスの先輩である、合田さんや秋田さん、清水さん、石本さん方々など数多くの頑張って結果を出し報告をしているみんなの活躍もものすごく刺激になった。

牡羊座だけに闘争心がメラメラ燃えやすいが、会期内のブースでアフリカの方が言っていた「ケーキは分け合わないと」とのセリフが妙に腑に落ちた。

これまでフランスで小さなパリというマーケットでICT事業を大きくしてきたが、なにぶんパイが少なく分け合うにも、分けあっては生き残りにかかる話しになるが、アフリカ全土で考えると54か国、10億人以上、フランス語、英語、ポルトガル語、アラブ語、など様々な公用語が満ち溢れ、国土も広大な訳で、分け合うケーキは分け切れない程ある。

僕らはフランス語アフリカ、特に主にセネガル🇸🇳、そしてMOU締結民間パートナーのOlivierやSimon, Kouassi Koffi Eliなどとコートジボワール🇨🇮という分けられたケーキに乗っている。

展開は仏語圏中心であり、また東アフリカで展開していたものを持ってくる時の仏語圏カウンターパートとなり得る訳で、また逆も然りだ。

当然民間競争原理から競い合う面もあるだろうが日の丸チームとして出来ることとしたら、綺麗事だがお互いにビジネスを売りあえれば良い分けで、当然あえて仏語圏の得意な僕ら自身が、自ら東アフリカへ出ていく必要すらない。

今回、スピードの速い何人かと新しい試みのパイロットモデルをアフリカて作る話を進める。

いま時代の求めるものはニーズへの対応だ。

日本の業界構造の限界はユーザー一人一人のニーズに寄り添う形でないと売れない事に対応出来ていない事。

スピードの速いアメリカか中国がなぜ世界を席巻しているか?資本力だけでない、変化に適応しさらにその先へ行っているからだ。

日本は歴史やルール、空気を重んじ、謙遜こそ美徳な文化ベースなので、主張という面を見ると海外勢からして希薄に見えるし、なので力に対抗しない、仕方ないと自分を納得させる希少な民族とも言える。

なので既存の組織や風習を変化させる事も、特に内部からは「主張」すれば「美徳」として捉えられず、結果不得手で政官民共に新たな構造への変化はつけづらい。

利権もあるだろうし、しかし維新の名のつく政党があるくらい意識は高まってるだろうが、明治維新なりの物騒な事をしなくても、一人一人他者を思いやれる「意識ミニ維新」がまとまり、大多数の声となるまで導けば僕は日本はさらに良く変われると思う。

なので、日本人でありながら外様であるフランス起業家としてそして、セネガルを見ている日本のベンチャーとして、第三国の視点から、もっと日本はこうすべきと、すでに日本人が日本でも気がつきながらも口にない事の代弁すらする使命を持っているかもしれない。

最後に、すでに直リンは紹介したが、日本法人で締結した二つのMOUが下記の外務省のサイトで案内されている。

僕らのMOUは自社のためだけではない。

一部、宇宙より遠いいと言われているアフリカは大企業でも難しい地域と「困難」なイメージが先行しすぎている。

ならばとスタートアップが切り開こうと「知らないはリスクだ」とVCや投資家もその「困難」なイメージから後ろ向きだ。

大企業でなくとも創業1年半のスタートアップでさえ、アフリカ政府を相手にMOU位結べるものだって知ってもらいたかった。

本気でやりゃあ相手も人間だし使命感を持った人達もざらにいる。出来るんだ。

追記:日本国内ではなく日本が外国、特にアフリカへの進出するテーマの話です。

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