海外起業

海外での起業について。
2008年にパリでIT会社を起業しました。現在11期目です。
2018年にはフランスから逆進出の形で日本法人を起業しました。
そんなフランスと日本で経験してきたことを綴ります。

会社は社長の器以上に大きくならない

会社は社長の器以上に大きくならない

タイトルの呪縛のような言葉に何度自己叱咤してここまでやってきたか。

フランスで起業したがフランスの日本社会はマーケットが小さく、少しずつ規模を増やすことが出来るが人件費との兼ね合いから煩雑なオペレーションを増やすと命取りになると将来的を見据えて11年目に入るときにフランスの仕事は後進に託し、2社目のチャレンジで日本法人を始めた。

相手はいきなり、日本とアフリカだ。

1997年にフランスへ移住してから2018年まで日本に居なかったので、時折日本に来ていた程度だとこれまた日本人の顔してるのにわからない事ばかりだった。会議といえば最大一時間なんて誰も教えてくれないって。

作って直後からアフリカに振り返り、CISS 大使との出会いからセネガルへ目を向けセネガルで好感触を掴むが、新しい足元である日本において、ファイナンス面がここまで海外へ目が向いていないしかもアフリカが宇宙よりも遠いいとは本当に驚愕だった。

知らないという事は良しも悪しもあるが、「誰もやってない」からが「無理だ」と解釈する日本、結局責任回避する思考のからくる「実践」があるかどうかが判断基準となり「実績ない」=「取り扱えないから無理」と判断してる事もあとからわかった。

まーこの時点でもう少し諦めが早かったらまた違っていたかもしれないが天邪鬼な心からフランスで芝居すると渡仏し結果会社を作り雇用を作り自立した組織が作れてしまった。誰がやっているかこういう事もという自負もあるから、じゃあやってやろうじゃ無いかと、参画メンバーに苦労をかけながら今まで来た。

器といういう意味では境界を上げるという言葉もあるが、社会的立場が高い人と会話をすると初めは緊張で高揚したりするが、サイヤ人では無いがそれからの反省から次こそと踏ん張ると次は素直に話が出来るようにもなったり。

TICAD 7で国家元首を見かけては「畏れ多さ」な雰囲気で近寄ることすら出来なかったが、セネガルで大統領と握手し少しだが直接の会話をした事でだいぶ胆力が鍛えられた。そう、ぼくは相当のチキン野郎だったからね。

まー、それからはセネガルでは大臣クラスとも話が少しは楽になり、事務次官や局長クラスなら緊張感はなくなった。自らの作った会社ブランディングでここまで来れたことに嬉しさも持つ。

そして日本でも投稿しているように、大会社の会長社長や議員さん内閣副官房長官などともお話しする機会を頂きまたもやチキン野郎が顔を覗かすが、おかげさまで相手が日本人であっても緊張は段々としなくなってきた。

「アフリカのセネガル保健省を説き伏せMOUを締結し未電化村落の診療所10箇所へ全て自助努力と自費で仲間と全てやってきた。」

そうですか、それでトラクションは?

と言わせつづけていたが、実務思考でないもう少し上の立場の方々にようやくその価値をわかってもらえるようになりこれは嬉しい。

普通にこなしているように思うが、大臣クラスとの面談はプロトコル的に日本も大臣クラスが会う事でバランスが取れる。在京大使も全権大使なので天皇・首相ともお会いできる立場に置かれている。

会社をなんのために大きくするかというのはまさしく論語と算盤であるが、アフリカの広い大地のデジタルインフラを進める事で多くの人達がより良い自立した生活が送れる様になるわけで、そこへの日本式の底支え力は世界に類を見ない力なのだ。

その為に雇用を増やしていくのに収益も必要だし新たな投資が必要にもなる。

徐々に公共性を持った事業へと発展させたいと考え始めたが、やはり誰にも理解がされないとしても「こう絶対あるべき」と見えた現実があるので有ればそのミライから逆算した今からそこへ向かって諦めずに進むのが良いと今でも思うしそれをやってきて良かったと心から思える。

三年前の自分と比較しても今はだいぶ成長したと思える。まだ世間はついてこないけど間違いなくセネガルやアフリカは僕らの実現化を待ってるしそこに、安全に生まれて未来を作る人材も生まれてる事を待ってるだろう。

僕の会社は、私の会社はこのくらいで良いの。

な思考でも良いが、僕も起業二週目の48歳であり、次の人材育成を同時にしつつ、描いた未来に繋ぐためにも出来るだけ標準化をすすめ、フランスで成功したように僕がいなくとも安定した企業グループとしないとならない。

そのために社長は器をむりくりにでも広げないとならない。と僕は僕自身に対して今も思っている。

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経団連会館にて、大臣ご出席の場で登壇しました

経団連会館にて、大臣ご出席の場で登壇しました

次期2022年のTICAD VIIIに向け、これまでのアフリカ進出の壁となっていた課題を克服し、官民(大企業とスタートアップ)連携にて、実とした成果をあげる目的ではじまった「アフリカビジネス協議会」の第一回本会議に出席しました。

本協議会は、世耕経産大臣、河野外務大臣、両大臣ご出席での本会議で、僕らは登壇者として民間代表の6社のうちの1社としてスピーチさせていただきました。

この協議会の出席自体も昨年のTICAD Business Dialogue に登壇してからお世話になっている経産省さんからのお声がけで叶った事で、パリとは違い、ギッシリ詰まったお忙しい両大臣とは直接お話しできなかったものの、最後までいらした世耕大臣には聞いてもらえ、帰られる際に「民間の方々のスピーチは良かった」と仰って頂いたとお知らせ頂いた。

前半の時間が押し、スピーチの時間が大幅に時短になり全ては話せなかったと落ち込むところには、そういうメッセージには救われる。

6社のもう1社は日本植物燃料の合田さん。
彼の著作を読んでいるが、本人のプレゼンを聴くと、時短の中でも説明リズムに余裕があり、皆さんご存知の通りこれまでの実績と仕組みと未来と、眩しいくらいの事業だが、6社の中のスタートアップは我々だけなので、この場でスピーチの機会を与えられたのは光栄と言うしかない。

MOU効果か分からないが、僕らも早く、より実績を積まないと。

いつも応援くださってるHさん、こんな機会を頂き本当にありがとうございました。できればWGに参加して貢献したいと考えています。

そして本日新たに出会えた方々、再会された皆様も、どうぞ引き続きよろしくお願いします。

追記:
登壇資料は下記ページのリンクからダウンロードできます。
https://www.sucrecube.co.jp/…/06/06/africabusinesskyogikai1/

産経Biz記事
https://www.sankeibiz.jp/…/amp/190607/bsc1906070500010-a.htm

経産省発表
https://www.meti.go.jp/…/afr…/africa-business-kyougikai.html

外務省発表(結果)
https://www.mofa.go.jp/mof…/press/release/press1_000362.html

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日本法人SCJ メディアデビュー

日本法人SCJ メディアデビュー

昨日出席と登壇した「アフリカビジネス協議会、第一回本会議」のニュースに「社名発見!」と友人より教えてもらいました。
 
記事内容を抜粋すると、
 
「モザンビークでキオスク運営や電子版農協を展開する日本植物燃料(神奈川県小田原市)や無電化地域の課題に取り組むシュークルキューブジャポン(東京都千代田区)も名を連ねた。」
 
とチラリと紹介されただけだが、初めてというものは嬉しいもので、さらに日本植物燃料さんと同じ記事に載せて頂いたのもとても光栄。
 
禁断のビール飲んじゃおうかな♡
写真出展
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国際起業家、佐藤弘一オフィシャルブログへようこそ!

国際起業家、佐藤弘一オフィシャルブログへようこそ!

佐藤さんてフランスやアフリカなどあちこち行ってるけど一体何やってるの?
いやー、「これこれ」と一言で言えるようが感じでは無くなってきたこの頃。

さて、ここでわかること。

このブログでは下記をテーマに海外で暮らすとはどのようなことか知っていただく機会になればと思っています。

初級編
海外留学する。
海外生活する。
ワーホリ。

中級編
海外に移住する。
海外で就職する。

上級編
海外で無職w
海外で起業する。

マニアック編
日本人同士パリで結婚する。
日本に逆進出し起業する。
さらに日本からアフリカへ進出する。(今ココ)

そのほか、
在外邦人として感じて思うこと。
海外起業家として思うこと。この辺はTwitterで発信しています。

簡単に自己紹介。

会社を退職し1997年にフランスへ移住。そして、フランスで学生、無職、WH、就職、結婚、起業、とそんな22年をフランスで過ごしています。

就職はNTT Europeでネットワークエンジニア、パソコン技術者としてフランスの日本企業を長くサポートし、2008年にパリで起業しました。

2018年に日本へ逆進出し株式会社シュークルキューブジャポンを創業。二社目を起業したことから横浜で過ごすことも増えています。

現在はこの日本法人を持って、アフリカ、特に今はセネガルとコートジボワールの未電化地域に電気と通信を届けるTUMIQUI事業を進め、2020年にはセネガルに現地法人を設立しました。

フランスに長く住んでいるので、個人主義エスプリですっかり生きていますが、そんな視点から世の中を見て、自分のすべき使命は何か?と問いつつ生きていて、徒然なるままに書いているFacebookの文章。

あるメディアの方からも活動に興味あるが、からは全容を把握しにくいと忠告をいただき、個人でのこのオフィシャルブログを作ることにしました。

これまでの生きてきた経緯はこちらから。
経歴や略歴についてはこちらから。

どうぞよろしくお願いします。

作成:2019/6/1
更新:2020/6/27

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セネガル法人設立に必要な書類の申請

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Demander à la police le document nécessaire
« le casier judiciaire paye d’origine» pour créer d’entreprise au Sénégal. Ça prend une semaine au japon, 24 heures au Sénégal..

セネガル法人設立に必要だった生国の犯罪経歴証明書を神奈川県警本部で申請した。書類をまるごと家に置いてきたりしてバタバタしたけど完了。

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