政府や自治体の高官との付き合い方のコツ

僕らはセネガルでトップとの直接ミーティングで事を進めている。これは誰かを介しての間接ではなく、直接というのがポイント。

外国やアフリカやで多い「大臣や大統領を知っている」と、間を繋ぐよと言ってくれる人は沢山いる。

しかし僕自身、実は人を信用するのに長い月日を要するので、とてもじゃないが見ず知らずの民間人にビジネスを委ねるのは、よほどの信頼筋からでないとブラックボックス過ぎるので無理と本能的に思ってしまう。

なので、僕らは「利害関係の少ない」公で、信頼出来る国際機関や公的機関に勤めている人からを紹介を受け、その後はダイレクトに話すというわけだ。結果、保健省事務次官はJICA、市長はUNIDOによる紹介が叶った。

また、伝言ゲームという遊びも子供の頃にあったが、そもそも間を取り持つ人がいつまで介在していてはその伝言ゲームの様に聞き間違いや誤解を招くし、どんな意識の相違、合意形成の誤解、意図しない見返りを求められたり、、裏切り、情報漏洩があるかもしれない。

知らない国では、いろんな提案が生じるが、把握できない潜在的なリスクは負わない事をお勧めする。最大の警戒を持って僕は当たっている。

一旦直接繋がれさえすれば、角氏や渡邊氏も語る世界観の共有をリーダー同士で行い、それぞれの個々が叶えたい事や、パートナーシップによる組織のゴールや効果の意思共有、具体的に話と行動をやめない事だ。

さらには日本と違い、フランスでもそうだが、親密になっていくにはプライベートな家族の話題やバカンスなど話題もどんどん出し感情共有もして仲間意識をつくる。

基本「あ、この人と仕事したい」と思えたら自然に出来るけど「あまり興味ないかな…」「二度と仕事したくない」と感じれば僕はそれに従うまでだ。

そう考えると自然体で通じ合えるヒトがたまたま高官の役割だった。そんな気もしなくはない。

そして最後に大事なのは「頼らない」事。

「助けあう」姿勢とし、無駄にヘリクダリ、ヒエラルキーを作らないように注意をしたい。