叶うまで続けるということ

父が、昔こんなことを言っていた。

「成功するまで続けることが、成功のコツだ」

当時は、
「そりゃそうだ」と思っただけだった。

でも今になって、
この言葉の重さを、
別の形で理解している。

続ける、というのは、
気合や根性の話じゃない。

毎日同じ情熱を保つことでも、
一直線に進むことでもない。

むしろ、
立ち止まりながら、
迷いながら、
ときどき疑いながら、
それでもやめないことだ。

海外で暮らし、
事業をつくり、
アフリカの現場に関わる中で、
何度も「やめる理由」は見つかった。

資金の問題。すり減る神経。
理解されないもどかしさ。
思い通りに進まない現実。

やめた方が、
楽なタイミングは何度もあった。

それでも続けてきたのは、
「成功したい」からではない。

アフリカの発展を願い事業を成功させる、
生半可にできるものでは無いから、
まだこの位の壁は大したことがないと思える。

続けるというのは、
前進し続けることではない。

「今日は全然進なかったな。。」
という日も含めて、気持ちを下げないということだ。

気づけば、続けてきた時間そのものが、
信用になり、選択肢になり、
次の扉を開く鍵になっていた。

ここまで進んできた道が正しかったか?
正直、今でも分からない。

でも、
続けてきたことでしか
見えなかった景色がある。

それだけで、
続けた意味はあったと、
今は思っている。

もし今、
立ち止まっている人がいるなら、
無理に前に進まなくていい。

ただ、
線だけは切らずにいてほしい。

叶うかどうかより、
続けているかどうかが、
あとから効いてくる。